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"I am"ー尊厳ある社会の実現に向けてー

この世界とは何なのか、人間とは何なのか、自分とは何なのか。認識技術によって開かれる未来文明

【序章】世界中を股にかける平和の使者”ダライ・ラマ14世”とNoh Jesuーダライ・ラマ14世とは何者なのかー

Noh Jesu リーダーシップ 歴史 社会情勢

みなさんは"ダライ・ラマ14世"という人物を知っていますか?

 

おそらく名前くらいはよく聞くのではないかと思います。ただ"どんな人物なのか"というふうに聞かれると"?"となってしまう人が多くいると思います。なのでまずは彼がどんな人物なのか?ということから触れていこうと思います。

 

ダライ・ラマ14世とは?ー世界平和を成し遂げるための実践を続ける"平和国家創建"のビジョンー

 

まず先にダライ・ラマ14世のことを調べていた僕の感想が"こんな人間がいたのか"という驚きを感じました。というのも、彼が現代に生きる一人の人間として実際に"現実として平和国家を創建しようとしている人物"だという認識に至ったからです。これすごくないですか?ISと真逆だなぁと思いました。

 

ダライ・ラマ14世とは?ー中国からの危機にさらされるチベット国の新たな指導者ー

というのも彼は幼少期にダライ・ラマの後継者に認定され、その後ダライ・ラマ14世としてチベットの新しい指導者として迎え入れられます。しかしその後、その後第二次世界大戦が終わり、1949年にソ連に匹敵する巨大な共産主義国家"中華人民共和国"が誕生したことをきっかけに、この"中華人民共和国"が中国の広大な国土全てを赤い旗に統一するため、異民族の住む地域へ軍隊を進行させ、共産化のために支配体制を確立しようとしました。その中で、1950年、中国人民解放軍が東チベットへ進行を始め、そのまま一気にチベットの首都を包囲してしまいます。

 

これをきっかけに本格的にダライ・ラマ14世がチベットの政治も司るようになり、すぐに彼は中国の進行を国連に訴えますが、国連はそれを却下。その後無血状態でチベットは中国共産の支配下に置かれることになりました。

 

その後、中国共産党の軍隊がチベットの首都に滞在していた関係で食糧事情が悪化し、すぐにチベットと中国は険悪な状態へ。チベット独立への解放勢力もありましたが、そこに対して中国側の軍隊は、チベット側がもうこのようなことを起こさないようにと、残虐な行為によってその動きを鎮圧しました。

 

しかしそれでも反中国の動きは沈静化するどころか活性化し、チベット全土が一発即発の状態になり、一歩間違えればチベットの首都の市民が全て中国軍によって殺害されるという最悪の結果も予想されました。その最悪の状態を避けるために、ダライ・ラマは極秘のうちに首都を出発し、インドへ亡命し、新チベット政府を樹立しました。

 

この時「亡命」と聞くと、どうしても「自分だけが危険から逃れた」と解釈されがちですが、彼の場合は「ダライ・ラマ14世の死=市民全員の死」につながりかねなかった状態だったのです。というのも、ダライ・ラマ14世が中国政府に拘束された時には、全員が中国軍に対し、玉砕覚悟で攻撃をしただろう、と言われていたようです。彼にとっても苦難の選択だったのでしょうね。

 

チベット国の樹立ー世界中を股にかける"平和の使者"ー

 

彼はインド北東部にチベットの亡命政府を樹立し、その後チベットからの難民たちの手で開拓を行いチベット国を築き始めます。ダライ・ラマ14世はその後も事態の打開を図るため、中国がチベットに行った暴挙を国連などを通して世界に訴え続けました。しかしその後も中国の姿勢はほとんど変わりませんでした。

 

国土を持たない国チベットの代表として、その後も世界各地を訪問し、チベットの現状を訴え続けました。1967年には日本やタイ、1975年にはヨーロッパ各地を訪問し、ローマ法王パウロ6世とも会見を行っています。このように彼は仏教の指導者だけではなく、キリスト教イスラム教など他の宗派の指導者たちとも親睦を深め、世界平和を推進する象徴的存在になりました。

 

日本が世界に誇る憲法9条に劣ることのない和平5項目ーチベット全土を平和地帯へー

 

さらに彼の存在を世界に知らしめたのは、1987年9月21日にアメリカ会議で行われた演説でしょう。彼はこの講演の中で和平5項目としての提案をしています。

 

www.tibethouse.jp

 

  1. チベット全土を平和地帯とすること
  2. 民族としてのチベット人の存在を危うくする中国人の大量移住政策の放棄
  3. チベット人基本的人権と民主主義自由の尊重
  4. チベットの環境の回復と保護。中国がチベット核兵器製造及び核廃棄物処分の場所として使用することの禁止
  5. 将来のチベットの地位、並びにチベット人と中国人の関係についての真摯な交渉の開始

 

このように「チベット全土を平和地帯に変える」という発想は、日本が世界に誇る憲法9条に匹敵する画期的なもので、もしそれが実現すれば中国とインドの間の国際紛争を終わらせるだけではなく中国による急激な環境破壊にも歯止めができるかもしれません。実際に、ダライ・ラマ14世率いるチベットの平和的独立運動は次第に世界から支持されるようになり、1989年にはノーベル平和賞を受賞しています。

 

僕もこの内容を読ませていただきましたが、率直にとても素晴らしいと感じました。ダライ・ラマ14世の人格がとても現れており、僕は直接お会いしたことはありませんが、ぜひ話して見たいと思いました。

 

皆さんはこんな人物についてどのように思われますか?

 

ダライ・ラマ14世ほどの人物でも乗り越えられない壁ーそれでも世界から戦争は無くならない。彼の限界と弱点とはー

 

精神的にも、肉体的にもとても力強く、しかもここまでの実践をしている人物が現代社会に存在していると知った時、僕はとても心強く感じました。しかし実際にそんな人物が存在していても、世界から戦争がなくなる気配はあるでしょうか?環境問題が解決する気配はあるでしょうか?これだけの人物でさえ、チベットという一つの国も平和にできないのに、本当に全世界が平和になることなんてあるのでしょうか?

 

 

その答えにたどり着くためには「ダライ・ラマ14世の限界・弱点」を見極め、そこを補う方向性が必要になってくると思います。みなさんはそれが見えますか?

 

次回はそこから共有していきたいと思います。