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声を出せないという苦痛。

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僕は自分の声を出せない人間であった。

生物学的に声が出せないというわけではなく、精神的に声が出せないという意味だ。

 

 

どんなに苦しくても、その苦しさを表現することができない。

どんなに痛くても、その痛みを表現することができない。

 

そもそもその感覚をなんという言葉に当てはめたらいいのかわからなかった。

だから表現できないことは当然のことだ。

 

世の中に「腹痛」という概念があるから、お腹が痛いと「自分は腹痛である」とわかる。

 

しかしそういった概念を知らない僕は、それが痛みなのか、苦しみなのか、なんなのかわからなかった。

ただただ我慢するしかなかった。

 

それ以外の方法を知らなかった。

そういうもんだと思った。

泣くことすらも許されなかった。

 

ある友人がその状態を失語症と名付けてくれた。

その通りと思う。

 

言葉を知らない。

この状態をどう表現したらいいのかわからない。

だから次に進まない。

 

ある尊敬する人が言っていた。

「現在地を受け入れるところから変化は始まる」と。

 

ただ僕は僕の現在地がわからなかった。

自分がどうなっているのかわからなかった。

 

何をしたいのかわからなかった。

何を感じているのかわからなかった。

 

多分名付ければ、うつ病躁鬱病、不安障害、対人恐怖症・・・そんな名前がつくのかもしれないが、僕はその状態すらも認識できないほど、自分の状態がわからなかった。

 

麻痺して、麻痺させて、苦しくて、痛くて、痛かった。

きっと脳細胞の一部が破壊されていたと思う。

 

もう今は原因はわかっている。

人間共通の仕組みと、僕が生まれ育った複雑な家庭環境だ。

認識技術のおかげでやっとわかった自分の現在地。

 

やっと変化が始まった。

自分の現在地を受け入れることが何より大事。

自分の現在地が分かる言葉が大事。

自分の現在地が分かる全体像が大事。

 

それを染み込ませること。

そうすれば少しづつ声がでる。

 

その時から、変化は始まる。

 

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